大阪城ホールの思い出

odarinden2009-05-10

大阪城ホールではじめて見たライブはRCサクセションでした。
1983年にできてすぐの、ほとんどこけら落としのような公演で
確かラジオの懸賞で当たったご招待だったと思います。
さほどバンドに興味がなかった私にとって衝撃的だったのは
客席のうねりが作り出すコンサートの一体感です。
それはもう、凄まじいノリでした。
当時ほぼ外タレのコンサートしか行っていなかったので、
これほど人の群れが波打つものなのかと、心底驚いた覚えがあります。


RCは正直言って楽曲をそれほど好きではなかったのですが、
清志郎は、その優しくて恥ずかしがりなお人柄を知るにつれ、
どんどん魅力を感じるようになった人でした。
本当の意味でのロッカーは日本にはこの人しかいない、と
いつからか強く感じるようになっていきました。
彼を失った今、ロックが持っていた反骨心は日本から消えたも同然のような気がして、
訃報の報道を見るにつけやりきれない気分になります。


私が気に入ってよく聴いてたアルバムは
de-ga-showというジャズユニットと共演した「Hospital」です。
怪しくていいかげんで自由なところが最高です。
合掌。