米朝一門会@八幡

odarinden2009-03-08

京都の八幡市で行われた、桂米朝一門会を見に行ってきましたっ。
去年の秋から始まった五代目桂米團治襲名披露公演で、
全国77カ所を回っているという大規模なツアーです。


ちりとてちん以降、チャンスがあればちょこちょこと落語を聞きに行くようになり、
以前に聞いたことのある演目や噺家さんも出てくるようになってきました。
私ごときにえらそうなことは言えませんが、
それぞれに個性があって、いくらでも奥は深いものですね。
トップバッターは桂吉の丞
「動物園」は今までにも別の人で2回聞いたことがある話ですが、
トラの真似と分かりやすいオチは、若手の人がやりやすい話なんだわと納得。
2番目は桂吉弥。きゃー、生草原兄さん登場だぁ。
演目はまさかのw「ちりとてちん」、豊かな表情で爆笑を誘っておりました。
マクラでもドラマネタを引っ張っていましたが、そろそろちりとてバブルは終わりかも。
3番目は桂南光の「義眼」。
いまだに親しみを持って“べかちゃん”と呼びたくなるキャラクターで、
喋ってる声を聞いてるだけですでにオモロイ、そんな不思議な力があります。
話の内容は少々お下劣が入ってましたが、そこは彼がやるから楽しいのでしょう。


中入りのあとは出演者がずらりと並んだ襲名口上。
米朝師匠に続き、南光、ざこば両人からのトゲトゲしくも愛情ある激励が楽しかったです。
そこんとこは五代目桂米團治本人もよくわかっているのか、
そのあとに登場して演じたのは道楽息子wが主人公の「七段目」。
芝居の台詞が絡んでくるだけあって、格調が必要なお話だと思うのですが、
そこはプリンス風情でなかなか端正に見せていたと思いました。
それにしても、團十郎の声真似がソックリだったのには驚き。


久しぶりの遠出になったので体調にやや不安はあったものの、
無事に楽しめたのは、シスターズファミリーのおかげです。
今日は一日お世話になり、大感謝です。
Wii Musicで指揮棒を止めたときの、オーケストラの面々の表情も忘れられませんw。