お風呂で読む本

odarinden2008-10-13

ここんとこずっと、とあるテーマの本を探しておりました。
ネットではイマイチ探し切れず状態だったのですが、
今日、三宮の大型書店へ寄って見ていたら、ぴったりの本があったので即購入っ。
ところが驚いたことにコレ、「風呂で読むシリーズ」になってて、
紙は合成樹脂製、湯水に濡れても軽く拭くか乾燥させれば元通りなんですって。


カバーによるとこの「風呂で読むシリーズ」は全部で30冊ほどあり、
短歌や漢詩などの結構な古典のタイトルがずらり。
そのチョイスがやけに小難しいなぁと思っていましたら、それにはちゃんと理由が。
ちょっと長いけど、“はじめに”から引用させていただく。
「ゆったりと湯につかり、のんびりと本を読む。
 こんなささやかなひとときが今や現代人の最高のぜいたくな時間…(中略)
 まさか風呂の中まで書類や仕事を持ち込む人はいないだろう。
 現実の世界だけに心を縛ってしまったら心はきっと悲鳴をあげる。
 1カ所だけでも心に穴をあけて風通しをよくしていないと、心は腐る。
 その穴はできるだけ現実に遠い方がいい。」
ということで、思いきり現実から遠い昔の作品ばかりになったもようです。
わかったような、わからんような。


のぼせやすいので長風呂はしないし、ド近眼なので裸眼で本読みたくないのとで
せっかくだけどお風呂では読むつもりはなくて申し訳ないw。
それで思い出したけど、以前友人に「ノルウェイの森」の文庫本借りたら
全ページ波打っていたので聞いてみると、やっぱりお風呂で読んでいた。
以来、私の中で村上春樹とお風呂がセットになったのはいうまでもありません。