ほんまもんのひと

odarinden2008-07-08

先日新聞の夕刊で読んだ記事にひかれて、即買いしてしまった2冊、
『ほんまもんでいきなはれ』と『ある小さな禅寺の心満ちる料理のはなし』。
大津市にある月心寺の住職、村瀬明道尼さんの著書です。
『ほんまもん〜』の方にはその波乱に満ちた人生が綴られていて、それは面白く、
こんなに一気に読んだ自伝は宇野千代の『生きていく私』以来かも。
かなり風変わりでめちゃカッコイイ、でもって人間くさい尼僧さんです。


私の大好物はごま豆腐でして、一時は“世界で一番好き!”と豪語していました。
今でもそれに近いので、食べたときの感動を減らさないよう普段はヘタに食べませんw。
この庵主さんが作る評判の精進料理の、なかでもごま豆腐は、
かの湯木貞一に天下一といわしめた逸品なんだとか。
そうと知っては、庵主さんがお元気なうちにぜひ行かなくては。
ちなみに夕刊に載っていた写真、庵主さんの傍らには…黒猫が写っていたのぉ!