影武者再開

odarinden2008-03-21

録っていたのに途中1時間くらいで見るのやめてた「影武者」。
無気味な画面に圧倒されて、自分には重たすぎと思っていたのですが、
「そんな生温くては話にならんぞおぬし」と勘助に怒られるような気がしてw、
HEROES も終わった金曜の夜、気合いを入れてそのあとを見続けました。
乏しいボキャブラリーで表現するのももどかしいけど、
仲代達矢の目とスケール超でかい合戦シーンを双頭に、何だか凄いぞっ!
誰が演じているのかよく知らない織田信長がかっこよくって、
信玄の死を知って舞を始めたあたりから、「この人誰?誰?」状態にw。
調べて分かった隆大介って、「五条霊戦記」の人だわ。
あれは永瀬くん目当てに見に行ったのにちっとも面白くなく、
クレジットトップは浅野忠信だけど主役は完全に隆大介だったという、
…それだけが印象に残った映画でしたが。
とにかく影武者、完走できてよかった。


妖しくて大好きな「魅惑のゴールデンアワー」の入ったTHE TUBES のアルバム
『リモートコントロール』を、夫がCDで見つけてきてくれた。
これは1979年発表で、ライナーの言葉をそのまま借りれば、
「TV文明への賛美と皮肉を込めてTVエイジを歌った」アルバムで、
今思えば、MTV登場以前にこのコンセプトとはイカしてた。
通して聴くのは初めてだったのですが、予想以上に良くって、
キャッチーなエレポップにコーラスワークが効いてて、ときにファンキーだったり。
おぼろげに持っていた奇行&エロパフォーマンスという偏見は吹っ飛んだ。
これはこの作品がトッド・ラングレンプロデュースだから、とは夫の弁。
音の作りがまるっきりユートピア、なんだそうです。
ふーん、そうなのか。
これまでずっと、顔が長いというだけで聴くのを避けてきたwトッド、
いよいよ聴く時が来たか。