ベガーズ大阪参上

odarinden2008-02-07

梅田芸術劇場で、ミュージカル「ベガーズ・オペラ」を観てきました!
東京まで遠征してからちょうど2年ぶり、大阪初登場です。
主演はもちろん内野聖陽様。


着いてびっくり、なんとrindenの座席は最前列中央だったんです。
どひゃん、近っ! さえぎるものは、何もありませぬ。
老俳優が舞台上に上がって、ステージサイドのお客さんをいじり出し、
やがて客席からベガーたちがゾロゾロと登場してスタートしました。
端っこにいる俳優さんたちも手を抜くことなく細かい演技していることや、
女優さんたちの肌が白くて輝くようにつややかなこと、
うっちーの太股の思いのほかがっしりしていること、
ゴツゴツした手なのに何でそんなに動きがエロいねんとか、
まぁそんな他愛のないことをしみじみ感じながらw、
混沌としたエネルギッシュなステージを堪能したわけです。はは。


この作品は1728年に初演されたという世界で最初のミュージカル。
なのに全く古さを感じさせない内容というのが凄いと思うのだけど、
犯罪社会を舞台に上流社会(セレブ)を茶化したり
政治家や役人を皮肉っている様子は、今も昔もおんなじスピリッツだ。
rindenのお気に入りは「本当の正義があるのなら 吊るされるのは誰だ?」という台詞(歌詞)。
つまり、ロックなんだよなぁ。
劇中曲もトラッドっぽいアレンジがすごくよくて、CD出してほしいくらい。
舞台と客席が一体化する演出も、ちょっと他にはないような作品だと思いまする。


初演のときには伴奏つきで順番に出てくるカーテンコールがあったと思うけど、
今回はそれはなくて、ベガー一座としてのカーテンコールで終わってしまった感じ。
それがちょっと物足りなかったといえばそうかな。
じゃ、また来週行くべ!