自宅仕事と嘆きの天使

odarinden2006-07-17

お尻に火が着きまくっていたお仕事の原稿を、自宅でなんとか進める。
幸い(?)ずっと雨だったので、結構はかどった。


こんな日には、新しい音楽との出会いが欲しいところ。
仕事のBGMには夫がやっとこさ入手したTOO MUCHの『TOO MUCH』を流していた。
1970年代初頭に、こんな凄いバンドが日本(しかも神戸出身)にいたなんてっ!
前身のヘルプフルソウルもよかったけど、こっちのほうがより泥臭く、
かつサイケでプログレで、かと思ったらリフでガンガン攻めてくる。
ボーカルのジュニオはジョ−山中によく似てて、実際よく混同されたらしいが、
ブルースがかった歌はなにしろ秀逸。
ラストのSong For My Ladyは、クリムゾンのエピタフのような、
ホテルカリフォルニアのような、悲しき願いのような、
サスペンスドラマのエンディング曲のような…たとえが難しいが、名曲には違いない。


かねてから見ようと思っていたのがスティーヴィ−・ニックスのライブビデオ。
ってコレ、レーザーディスクのため接続がいろいろと面倒で、ようやく本日の夕食時に。
フリートウッド・マックはゆうてもアメリカンポップスなので、
ヒットしていた当時はまともに聴いていなかった。
彼女にしても白くてピラピラした妖精イメージの女性ボーカルという程度の認識だったが、
その印象がガラっと変わったのはソロで出した「嘆きの天使」を聴いた時だ。
トム・ペティも、それまでは女々しい声で好きじゃなかったのに、
ドスの効いたスティーヴィーとのデュエットが、最高にマッチしてたんだからもう!
今日見たライブは1982年ごろのものらしいので、彼女は35歳くらいのはず。
長いベールをまとってヒラヒラの衣装を着て、やっぱり妖精なのでした。
くうー、かっこいいなぁ。
クライマックスはスクール・オブ・ロックの女校長が大好きな「Edge Of Seventeen」。
あの16ビートのリズムが刻まれると、ゾクゾクしてくる!
ほとんどサビとAメロだけで突っ走るだけの曲ですが、観客も異様なほどの盛り上がり。
花束やぬいぐるみのプレゼント攻めにあい、感極まるエンディングです。


さて、梅雨明けはもう間近なのかな。