オバケのQ太郎

odarinden2006-02-07

夫が店で買い取ったというコミック『新オバケのQ太郎』を持って帰ってきた。
何を隠そうこのrinden、物心付いたころからオバQが大好きなのである。
もちろん、今だって。


ノー天気でよく食べて、人の迷惑顧みず、でもみんなに愛されて
犬が苦手で優しくて、それでもって空も飛べちゃう。
大きな目にセクシーなくちびる、そして風になびく3本の毛。
いやぁーん、なんてキャワイイんでしょう。
オバケといっても霊界からやってきたというより異星人風のQちゃん。
他のキャラクターたちも忘れてはいけない。
U子ちゃんの奔放さや妹のP子のしっかり加減がいいし、
ドロンパは意地悪だけど、本当は寂しがり屋なのよね。
幼いころには、今でいうシルバニアファミリーみたいなオバQハウスで遊んだり、
空気入れて膨らますオバQの起き上がりこぼしにまたがってはしゃいでいたものだ。


あれは確か、7歳の七五三参りで神戸の生田神社へ行ったときだったと思う。
神殿の前には大勢の子供たちがいたのだが、なんとその中心には
大人の等身大の気ぐるみオバQがいるではないか。
チビッコたちは歓声を上げて、触ったり突いたり。
親たちはカメラを向けて、一緒に撮影なんかしている。
あぁ、Qちゃん…! 
アタシの大好きなQちゃんはみんなの人気ものなんだ。
なんかね、そう思ったらすごく近づくのが恥ずかしくなった。
こんなに好きなのに。
本当は抱きつきたいくらいの思いを胸の奥に仕舞い込み、
幼いrindenは眉を八の字にして、ただモジモジしているだけだった。


すごくミーハーなくせに、肝心なところでブレーキをかけるのは今もそう。
どこかで「ミーハーな自分のアホっぽさ」を見せたくないのだろう。
ん、誰に? 変なプライド。
そういや、ライブ前にブラブラ歩いていた佐藤タイジとすれ違い、
分かっていながらただドキドキしていた横断歩道も、生田神社のそばだったニャ。