ベガーズ・オペラ観劇

odarinden2006-01-21

本日、ミュージカル「ベガーズ・オペラ」のマチネを観に
日帰りで東京の日生劇場へ行ってきました。
小田原を過ぎたあたりからでしょうか、車窓は一面の雪景色になり
いったいここはどこやねん!って叫びたくなるくらいの雪模様。
ドキドキしましたが、新幹線は徐行運転しながらも遅れは15分で済みました。
主演は内野聖陽様、生うっちーを拝見するのは11月のヘビメタライブ以来です。


18世紀初頭のロンドン。
乞食一座が一夜限りのお芝居をする話なので、舞台で演じられているのは劇中劇。
セットも非常に凝っていて、舞台上にさらに劇場を表現しているのです。
ロイヤルボックスや客席まであって、実際に舞台の上で観覧している観客もいます。
そこで観ている人の中にはマクヒース(つまりうっちー)の膝の上に乗ったり、
一緒にダンスに誘ってもらえる人だっているのです。凄いよー。
さらには幕間にも役者が客席をうろうろして客を煽るので、
次第に客と舞台の差が薄れ、劇場全体に一体感が出来てくる演出になっています。
モテモテ色男のマクヒースを軸に、当時の上流階級への風刺や
生きることにどん欲な乞食たちのパワーが強調された、
それはそれは楽しいミュージカルでございました。
元気もらえました。
雰囲気がなんとも温かいので、乞食一座がすごく結束しているのがよくわかります。
うっちーをはじめ主要キャストたちがみんな凄く器用なの。
中でも森公美子はハマり役すぎて存在感が飛び抜けていたし、
島田歌穂は歌とせりふの切り替えが自然すぎてめちゃうまい。
橋本さとしは日本人離れしたルックスが醸し出す「知的な乞食」ぶりがナイス。
うっちーは歌がちょっと鼻声がかっていたので喉がお疲れ気味かも。
でもそれもまたいいと思ったので、関係ないかとw。
はじけた悪党&色男ぶりから死刑台に上がる前の悲劇的状況まで
バラエティ豊かに見せてもらったのはお得感たっぷりでした。
劇中劇が終わるころに、ようやく素の役が垣間見えてくるのですが
そこで見せる「マクヒース役の乞食のマッコリ」を演じるうっちーの表情が
特にヘタクソっぽくてサイコ−でした。


多少言葉を交わしたお隣のご夫人は、とても上品な印象の方だったのですが
最後にうっちーが挨拶に立って話し出したときには
「ひょぁぁー!」とかいって奇声を発しておられました。
やっぱし好きなのですねw。
雪を心配したコメントを残してくれ、思い出に残る観劇になったぞっ!
今月いっぱい、体壊さずに最後までがんばってください!