レ・ミゼラブルを観た

odarinden2005-12-17

某スポーツ用品メーカーのファミリーセールの招待状をもらっていたので
午前中、南港のインテックスまで出向く。
かなり期待を持って、3人で張り切って出かけたものの
どえらい人出の割に思っていたほど値段が安くなかったので
機能性保温下着と同様のウインドブレイカー、
夫用の夏向け通気性ポロシャツくらいを買ってやめておく。
青空がきれいなインテックス会場でぱちり。
高くそびえるのは、大阪市の無駄使いが極まって巨額の債務を抱えた施設…かな?


梅田に引き返して、梅田芸術劇場で12時からの「レ・ミゼラブル」を観賞。
本日のキャストは今井清隆ジャン・バルジャン)、岡幸二郎(ジャベール)←この人人気者、
新妻聖子(エポニーヌ)、シルビア・グラブ(ファンテーヌ)
河野由佳(コゼット)、岡田浩暉(マリウス)などなど。
なにせrinden、本も映画も未体験の初レミゼだったのもで
パンを盗んだだけで投獄されたというジャン・バルジャンが主役の話だろうと
軽く思っていたのだが、ちっともそうじゃなかった。
自由とは、人間とは、と問いかけられる群像劇だったのだ。
なんかね、登場人物それぞれを軸にして、いろんな側面で観られるというか。
舞台は暗く、次々と降りかかる不幸や不条理にやりきれない思いでいっぱいになる。
登場人物のほとんどは亡くなっていき、本当に「あぁ無情」と叫びたくなるほどだ。
それでも人は生きていかなくちゃいけないんだよぅ。
バルジャンを執拗に追う警官のジャベールが冷酷でいい。
だんだんと法律だけで善悪を裁けるのかどうか悩む深い役やなーと思っていたら
あらま、うっちーってば、以前にこの役やってたんですって。
彼が演じるならこれしかないですな。観てみたいわ、今さらやけど。
廃虚のオバケみたいなパリのバリケードのセットは大迫力で、一番の見せ場。
自由を求め戦う学生&民衆が次々と銃弾に倒れていく場面は涙なしでは無理かと。
マニアックな香りのする「エリザベート」と比べれば、
非常に大衆的というか一般的というかストレートに感動できるので
長年愛されているミュージカルだというのも、なんとなくわかる。
曲も、それに乗ってる訳詞(岩谷時子!)も素晴らしいもの。
ただアタシはマニアックなうえ、1人で朗々と歌い上げる男のいわゆる美声が苦手w。
もうちょっとロックっぽくしてホスィ…
来月15日まで。