夢のようなびっくりゲスト

odarinden2005-11-27

でかける前に冬瓜を炊こうと火にかけ、そのまま化粧を始めた。
…もちろん冬瓜のことなど忘れてしまい、異臭に気付いて大慌てである。
今晩帰ってから食べようと思っていたのにぃ。
お鍋から何から真っ黒ぢゃないかー!


さて、気を取り直してと。
メインエベントにちなみ、お昼は南京町の中華料理店「民生」へ。
3人で水餃子、イカの天ぷら、もやし炒め、春巻き、五目炒、かに玉を。
どれもこれもしこたま美味しく、行列に並んで入った価値は十二分にあった。
奇をてらわず、飾らない。神戸の中華の底力を感じたニャン。


メインエベントはチキンジョージで行われた「Circle George」。
出演はシアターブルック奥田民生、ほかにもいるらしいが公表されてない。
入店してびっくり、場内の中央に円形に機材がセッティングされていた。
楽器やマイクはそれぞれが向き合うように、中心を向いている。
つまり白線引いて作った相撲の土俵みたいなステージなのである。
観客はそれを取り囲むように観るわけだが、ほとんど一体化している。
ステージ内には大小のキャンドルで彩られ、白檀の香りもたゆたう神秘的な空間に。
私たちは運良く円周に沿って設けられた席に座ることができ、開演を待つ。
そして、軽いあいさつに出て来た佐藤タイジの言葉に…腰を抜かしてしまった。
「さっそく、びっくりゲストの紹介です。くるり〜!」
うそぉ、うそぉ、と言う間もなく、本物のくるりが本当に出てきてしまい、
ニューアルバムがらポンポンと3曲演奏!
明日のチキンジョージでのワンマンを控え、ついでに出演してくれた模様だ。
それにしても、なんということでしょうかっ。
事前に公表できなかったのは何となくわかるわ。えらいことになるもん。
rindenは残念ながら岸田繁様の真後ろの席だったので、
彼の御顔はほとんど拝見できませんでした。
しかし、男の色気達身さんとさわやか佐藤くんは真横ポジションから堪能できた。
口ポカン状態で、狐につままれたようなひとときでしたが、
岸田様のなで肩をした小さな背中は、何ともいえず神々しかったデス!


そんでもって最新作中心で全開だったシアターブルックと、
彼らをバックバンドに付けた形で参加した奥田民生
スタジオセッションを間近で見てるようなステージは、観客との距離もグッド。
円形に囲んでいるせいで、観客自身が他の観客の様子を見られるため
キャンプファイヤー的に自然と場がなこんでくるような感じだ。
今回のプロデューサーでもあるタイジがいい感じで空気を盛り上げていき、
温まったところで民生と合流。
両者は何の違和感もなく、溶け込むように心地良いグルーブを作っていた。
んもう、サイコーの演奏でした。
民生はかなりお酒が入ってて、耳が透けるように真っ赤っか。
真後ろから拝見した二の腕はスベスベでした。


とにかくねぇ、2mも離れていない場所でタイジと民生がギターバトルしてて、
何も知らないまっさらなところにいきなりくるりが登場したの。
今こうして書いているけど、いまだ信じられないような3時間の出来事だった。
この感動はとてもじゃないけど充分に伝えられません。
とにかくひとこと。
生涯忘れられないほどの、ええもん見ました!