うちのさんすてきィ〜

ミーハーな一日でしたので、内野聖陽様のことをたくさん書きます。


大阪心斎橋クラブクアトロまでメタルマクベス・ヘビメタライブを見に行ってきました。
帰りに知人の店でしこたま飲んでしまったので、
忘れないうちに率直な感想などを書いておきます。


いったいどんなライブになるんだろうと会場に着くまではバクバクしていましたが、
パルコ８Fのエレベーターが開くや否や、そんな感情はトーンダウンしました。
そこには思いっきり真っ当な演劇層とおぼしき女性客が山のようにいらしたからです。
当たり前ですわね。俳優だし。
怪し気な中年ロッカー風の人など、いたら変だし。
どこがシークレットやねんと言いたくなるほどの、なんだかすっごい数のお客さん。
ちらっと見回しただけでも、先輩！って叫びたくなる若干の安心感もありで。
rindenは開演の５分ほど前に滑り込み、じわじわと近め正面中央に陣取りました。
オールスタンディングなのに、ハンドバッグ持つのやめてよなぁと思っているうち
大層な前奏が流れてスモークが溢れ出てきて、開幕。
ぎょぁー！！　みなさま、手を上げてパワー全開です。
黒ひげ危機一発みたいな人おるわ、と思ったらそれがうっちーでした。
メタルマクベスの楽曲をバチバチと3曲ほど続けられました。
律儀な手拍子、うっちーが話す言葉ひとつひとつに手ぇ叩いて大笑いするオーディエンス。
いまいちノリが合わないため、rindenはここで一旦醒めてしまいました。
やっぱり部外者なのかな、ワタシは。そこまで全肯定できないんだけどw。
ジュリーも百恵もいいが、ただのコピーだったら心打たないしなぁ。
周りが熱くなって盛り上がるほど、どうしていいんだか困っていたのです。
やばいな、どうしよう。


やがて中盤、ジーザス・クライスト・スーパースターからの一曲「ゲセマネ」。
初めて聴くのですが、これが…かなり良かった。
だってこれって、かつてイアン・ギランが歌ったことがあったんじゃ？
最後のほうシャウトが効いてたし、ギラン・バージョンもあるならぜひ聴きたい！
そう思ったら俄然愛着が湧いてきまして（ディープ・パープルファンの血）ねw。
続いてカンムリさんという人がゲストで飛び入り参加。
ヘビメタ・コミックバンドのボーカルだそうで、大阪人で話もうまい。歌もうまい。
ここでのうっちーとの会話のやりとりが面白くて、
さらには2人で歌ったオペラ座の怪人テーマ曲がすんげー良かった。
相手が登場して初めて、ここでうっちーが「役者の目」になったんですよ！
ここでようやく、よっしゃ、キターー！って感じになりました。
んで、エリザベートから「キッチュ」と「闇が広がる」を披露。
「闇が広がる」のヘビメタバージョンがこれまたナイスでございました。
ルドルフ皇太子を執拗に追い詰めるあの曲が、こんなにヘビメタに似合うなんてね。
エリザベートの楽曲はもともとハード／プログレっぽいアレンジが印象的で
結婚式の舞踏会から転調してトートの場面になるとこなんか、
そこはかとなくページェントを思い起こさせてくれて素敵なのですよぉ。
そんなこと思ったのは日本中で自分だけだと思いますけど、
rindenがエリザベート好きになった要因のひとつでもあるのです。
同じくエリザベートから「最後のダンス」も。
嫉妬に狂うトートの思いが痛いほど感じられる曲なんですけど、
流し目しながら静かぁにエロっちく歌い出すトコで、思わず誰かが言っちゃいました。
「うちのさん、ステキぃ〜」…って丸聞こえやん！
そうか。　そうよね！　みんなその一言が言いたかったのよね！
アタシはそれを聞いて、なんだか微笑ましくて大笑いしちゃった。


うっちー御本人はいたって生真面目に歌っていらっしゃいました。
NHKの土曜スタジオパークに出演されてたときと同じやなぁと思った。
誰も見てなかったかもしれませんが、バックのバンドもよかったし。
あ、でも音量はあの２倍は出してもよかったよ。
帰宅してからほとんど耳鳴りしないから物足りないんだわw。
来年のメタルマクベスも、思いきり待ち遠しくなってきたさ。
サンクス！