ひっそりハロウィン始まる

odarinden2005-09-05

rindenが洋菓子メーカーに勤めていたときには
会社全体がいわゆる「紋日」を中心に動いていた。
紋日とは広辞苑(ナイス電子辞書!)によると特別な事が行われる日のこと。
クリスマスに始まりお正月、節分、バレンタイン、ひな祭りなんかが続く。
しかし、これも時代とともにライフスタイルが変わってきていているから
今じゃ紋日によっては、必ずしもケーキや菓子が必要とされているとは限らない。
高度成長期のクリスマスを知る上司などは、
軒先まで積み上げたデコレーションケーキがあっという間に売れて行ったんだと
遠い目をして語っていたものだった。


そんななか、どうしても日本で根付かない紋日があった。
イースターとハロウィンだ。
どっちも宗教色が強いせいか、親しみがなくてピンとこないもんね。
まだハロウィンはカボチャという素材があって分かりやすいんだけど
イベント的におやつもらうんだったら、地蔵盆は済んでいるし。
だいいち日本のオバケはあんなんじゃないから、子供はやる気なしか。
とにかく、会社として多くの売り上げを期待できるほどのものでもなく、
商品企画もほとんどスルーしていたように記憶している。


9月に入って、モロゾフの店頭にハロウィングッズが並び始めた。
といってもジャックオランタンの小箱にクッキー詰めてる程度なのだが、
プライスカードなんかもハロウィン色に染まり、弱気ながらもしっかりアピールしている。
モロゾフってば日本の洋菓子ハロウィン市場においては孤軍奮闘を続けていて、
信念というか使命というか、絶対にあきらめないんですよね。
それもほんと昔っから。ハッキリ言って偉い!


そこで今日。
黒猫を見かけたからには素通りできず、やっぱり買ってしまいました。
クローニャのキーホルダー!
中には小さなキャラメルが2個入っていたニャーん。