今日の一枚

部屋のCDラックを眺めていたら、こんなCDを見つけた。
『THE ASSASINATION OF JOHN F.KENNEDY-Four Days That Shocked The World』。
ケネディ大統領の暗殺〜世界を震撼させた四日間、ってところか。
何でこんなものを持っているかというと、
「ケネディマーチ」という曲があって、確かそれを聴きたくて入手したのだ。
手に入れてから10年以上経っているのだが、そういや今までまともに聴いたことがない。
面白半分でプレイヤーにかけてみると、いわば音声ドキュメンタリーだった。
大統領がダラスで行った演説、その後のパレードの実況放送、そしてまさに暗殺の瞬間、
速報で伝えるニュース、葬儀の様子、オズワルドの逮捕、オズワルドがまさに撃たれたところとか、
詳細はよくわからないながらも、歴史的価値のある音声であることには間違いない。


平穏なパレードの実況が、ある一瞬を境に混乱に陥ってしまう。
レポーターは何がどうなったのかわからないまま、声を発し続け
荒くなった息遣いとともに、心臓の鼓動までもがマイクを通して聞こえてきそうだ。
しかし、絶対にとり乱したりがなったりしない。つとめて平静でいようとしている。
そのプロフェッショナルな態度が、緊迫感と悲愴感をさらに加えている。
「ケネディマーチ」はCDの最後に申し訳程度に入っていた。
悲愴なドキュメンタリーのあとにはふさわしくない、呑気そうな曲だった。


このCDを聴いて思い出したことがある。
『とく○ネ！』に出ているKアナウンサーがいまだに好きではない理由は、
阪神淡路大震災の現場レポートで「わー！キャー！」と大声を上げていたからだ。
あの震災をまるで見せ物のように伝えていた彼の悪印象は、今後も消えることはない。


今日お義母さんからもらった本、『初めてのハンドメイドコスメ』。
化粧品は台所で作れるものだということが、よくわかりますよ。