嵐の使者

odarinden2005-06-04

夕方、夫と一緒に車に乗って宝塚方面へ出かけた。
用を済ませて戻ってくる途中、雲行きが妖しくなったかと思うと
大粒の雨がバタバタバタっと降ってきた。
いくらポンコツのワゴンとはいえ、車内の音がやかまし過ぎはしないかなぁ。
「安い鉄板やから、こんなもんやろう」と夫は言うのですが。
あっれぇー。よく見たら雹(ひょう)じゃないの!
小さな氷の粒がバッタバタと地面を叩き付けていた。
瞬く間にすさまじい雨量になり、ウィンカーを全開しても視界はひどく悪い。
なのに、雷好きのrindenゆえ、この手の気象にはかなり興奮する。
結構嬉しいのです。うっひゃうひゃ!
ゴロゴロ鳴らないかなぁと呟くと、雷好きの人間なんて他に聞いたことがないと夫に言われた。
そうかな。カッコいいと思うんだけどなぁ、雷。ロックって感じで。


結局、バケツをひっくり返したごとくの雨は、
武庫川から仁川あたりまでの短い距離の間のことで、時間にすれば15分もなかった。
家に着いたときには晴れ間も見え、さっきまでの悪天候がウソのようだった。
rindenが大好きだった(って今でも好きだけど)イギリスのハードロックバンド
DEEP PURPLE の曲に STORMBRINGER というのがある。
「嵐の使者」と訳され、まさに嵐を運んでくる不吉な前兆を表した曲だ。
アルバムタイトルにもなっているのだが、
この「一天俄にかき曇り」な様子のダサいジャケットに描かれた、
こんな雲行きの空が、実はrindenは大好きなのだ。
もちろん、空は青く晴れるに越したことはないのだけど、
来るぞ、来るぞ、覚悟しとけよって空が声を発しているようなこの感じ。
この表情にこそ、腹を据えたごときの透明感を感じてしまいます。


さて今日は深夜の「ヘビメタさん」を予約録画だ!