裸足系ロック
よかった。本当に行ってよかった。
41歳のオバさんが、ひとりで、2階席のいちばんうしろで、踊りながら泣いた。
今日までには覚えられなかった歌詞を、大声でわめいた。
すし詰めの1階フロアの人波の上を、ダイブした子たちがふわふわと動いていく。
THE BACK HORN(バックホーン)のライブ at 大阪なんばHatch。
感動が自分のキャパシティを軽く超えているから、
何からどう伝えていいのか、うまく言えないのだ。
今、rindenがリアル15歳なら、卒倒していたかもしれん。
開演前にビール3杯を流し込んでおいたのは、恥ずかしさをとっ払うため。
きっと一番年上やろうな(関係者も含めて)って、後ろめたくって。
だから席に着くまでずーっと下向いてた、あたし。
それでも始まってしまったらこっちのもんだ。
THE BACK HORN(バックホーン)の何にこれほど惹かれるというと
一言で言えば「かむしゃらなひたむきさ」なのである。
純粋に思いを伝えることこそが、ロックには最も大切なのことなのであって、
この子たちの音には、どこを切ってもそれしかない。
強いていえばU2のエッジに近いギターサウンドに
マイナーコードで畳み掛けてくるリフとメロディー。叫びっ放しの乾いたボーカル。
「ん」が「う」になるマサシくんの歌い回しの理由は、
何せ叫びっ放しで口が閉まらないからのである。
フロント3人は裸足だった。隣の子も裸足で踊っていた。
rindenは冷え性だから無理だけどw、やってみたいと思ったよ。
もどかしいけど、やっぱり今日の感動はうまく伝えられない。
でもそれとは別に、rindenもうひとつの自分の思いに気付いていた。
息子を見守る母親の気持ちになっていたんだなぁ…。
次回のライブではマサシくんの半径5m以内で見たい!