中学生のお仕事体験期間

odarinden2005-05-18

帰りに駅前のスーパーに寄ったら、
店先に「トライやる・ウィーク実施中/西宮市立○△中学」ののぼりが立っていた。
そんな季節なのかぁ。
トライやる・ウィークというのは
兵庫県下の全ての公立中学校の2年生が、学期の途中の5日間、
地域の中での体験を通して自分で考え、判断し、行動すること、
また地域の人と触れる機会を増やすことで、
他人を思いやる心を育むことを目的とした事業」のことです。


rindenの不確かな記憶によると、このユニークな試みは
あの痛ましい酒鬼薔薇事件をきっかけに始まったものだったと思う。
民間の事業所をはじめ、保育所、消防署、レストラン、介護施設、店舗などなど
中学生を受け入れている施設は多種多様だ。
新聞の地域版は、連日のように中学生の健闘ぶりをさかんに報道する。
ひとつの施設には3〜5 人程度が送り込まれているようで、
人気の高い場所(動物病院がそうだと以前聞いた)には希望者が集中して
抽選になったりするらしい。
7時を過ぎていたので、店内で働く中学生にはお目にかかれなかったけれど、
こののぼりが意味するものは多分、
「すみません、中学生がお仕事体験中ですんで。そこんとこ4649」なのである。
教育委員会がここぞという施設や会社に頼み込むのだろう。
そういう主旨ならぜひとも受け入れてあげたい。でも実際は大変だろうな。
だって、中学生ですよ。
中学2年だったころの自分を思い返してみてもピンとこない。
実際、以前のことだけど、商店街の小さな書店の店先でホウキ持ったまま
何するともなくボケーっとしている彼らを目撃してしまったしな。
いやいや。そりゃ、そんな一瞬もあるだろう。
それでも終了後のレポート用だけだったとしても、何かを見つけることを願ってやまない。


ゆとり教育が見直しになるようだ。
究極の総合授業ともいえるトライやる・ウィークも、そのうちなくなってしまうかもしれない。


義父の故郷である福井の名産、たらの子のうま煮! おいしいのよね…。
撮影用に開けたら食べたくなってしまい、ついでに飲みたくなってしまい。
料理用の紙パック入り日本酒やりながら、つまみ喰いしちゃいました。嗚呼!