ロケハン成功、映画は延期

odarinden2005-05-10

昨日に続いて今日も朝からロケハン。
ところが考えていた場所があまりに人工的過ぎたり護岸工事中だったりして
思うような場所が見つからない。有馬ロープウェーの駅で途方に暮れていたとき
地図を見ていて相棒とふっと思い出したのだ。
「この近くに、確かKさんの山小屋があったよね」
Kさんとは写真学校の講師をしていた人で、ちょっとした知り合い。
仏像彫りが趣味の変わったおじさんだったが、2年ほど前に亡くなっている。
裏六甲に別荘地を買い、そこに自分で小屋を建てていた。
一度だけ招かれて行ったことがあるのだが、脳裏に浮かぶそこの光景こそが
今回の撮影にふさわしい場所なのでは…ってね。
薄ぼんやりした記憶をひも解きながら、車は有馬から東へ。
そして導かれるように到着したかつて山小屋のあった場所は、
紛うことなく、撮影に最適のロケーションであったのだ!
やったぁー! ありがとう、Kさん。最近忘れてたから怒ってたのね、ごめん。


気をよくして甲山経由で降りてきたら、
西宮の湯元町に眺めのいいカフェが集合しているのを発見。
そのうちの一件ビューガーデンにてかぼちゃスープのプレートランチを。
眺めもよくて、いい気分だったわー。


さて、今日火曜日は1000円で映画が観られるレディス・デーなもんで、
6時半からの最終回で『真夜中の弥次さん喜多さん』を観て帰るつもりだった。
夫にもそのことを伝え、遅くなるからと炊飯器の予約までしておいた。
ところが夕方に突然バタバタと忙しくなり、気がついたら6時半。
あーあ、また来週かとあきらめて帰宅した。
でもいいんだー。
うっちーが7年前に犯人役で出演した2時間サスペンスのビデオを観るんだー。
のぉーん、あの熱い視線ったら。エロっちい犯人やわぁ。
ずっるー。悪っるー。大竹しのぶをたぶらかしちゃって、まぁ。
でも、まだ足りないな。もっともっと悪人になりきらんとあかんわ。
なんか優しさ引きずってるけど、これは役作りのうちなのかな。


そんなこんなでいい気分で観てて、いよいよクライマックスってところで
玄関がガチャガチャと開く音が。何? 誰?って夫しかいないのですけれど。
いつもよりも、えっらい早いご帰宅なのである。何でやー。
のぉーん! あわててビデオを止めて白々しく野球に合わせる。
ふんふ、ふ〜ん、と鼻歌なんかも歌ったりする。
「あっれー?! 映画行ったんとちゃうの?」
夫は動揺に近いほどに驚いている。むむ。
rindenが遅いからと、家で独りで羽根伸ばそうと早く帰ってきたのだな。
でも当然ながら、rindenも後ろめたい。
「えーっと、あの、今からご飯作るし」
駆け引きベタというのでしょうか。