素敵で優雅な京都

odarinden2005-05-08

久しぶりに京都へ行く。
阪急に乗れば楽に行き着けるというのに、しっかり用事がないとなかなか行かないもの。
前回はと思えば1年前かなぁ。京大西部講堂にライブを観に行ったのだっけ。
「入れそうで入れない」独特の街の空気が、好きだったり苦手だったりする。


イタ飯ランチを路地奥のリストランテ フクムラでいただく。
三人三様で選んだパスタはポルチーニ茸、白海老ルッコラ、んんー何やっけ。
のぉーん。意味不明言葉を発してしまうほど、ここは美味しい。
素材も味も雰囲気も、とっても上質なものを感じる。
これが京都のなせる業なのか。
繁華街にあるのに知る人だけが来てる玄人っぽさにも、ちょっぴり優越感。
そうそう、デザートのパンナコッタにとどめを刺されました。のぉーん。


腹ごなしに四条通りを東へ歩く。
途中に見つけたのは手ぬぐい屋さんの永楽屋 細辻伊兵衛商店
デザインは明治初期から昭和にかけて作られた柄を復刻したオリジナルばかりで、
どれも洒落てるんですね。何気なく創業390年だし。
縦長のキャンバスに抜群のバランスで描かれた手ぬぐいは、アートそのもの。
花や美人に混じって意外にも黒猫モチーフが多くて嬉しい。
なかでも一番ふてぶてしいのを見つけて衝動買いだっ。


たどりついた円山公園長楽館でお茶。
有名な店なので以前から知っていたけれど、その構えから会員制だと思い込んでいた。
明治期の日本人実業家の別邸であるが、なんたって豪華で見ごたえがある。
神戸の異人館は、外国人がそこで生活していたことがよくわかる造りで、
異なる文化を感じつつも質素で等身大な暮らしぶりが見えるのだが、
ここは迎賓の役割もあったのだろう、凝った意匠には目を見張るものがある。
趣きの異なる部屋がいくつもあるが、rindenたちが通されたのは元書斎。
東山の新緑に囲まれて、優雅なティータイムを楽しんだのです。ほっほー。