これぞ、美しく青きドナウ

odarinden2005-04-08

ドナウ川をクルーズして、ヴァッハウ渓谷の観光へ行ってきた。
地元の一日観光のバスに乗って約1時間、スピッツという村に着く。
ここらへんは見渡す限りのブドウ畑で、当然ワインを製造している。
またアプリコット(すもも)の産地としても有名なのだとか。
桜とよく似た木がいっぱいあって、可愛いピンクの小花が咲いており、
ちょっとしたお花見状態で、プチ歓喜
ここからドナウ川を船でゆっくりと上り、変化に富んだドナウ河畔を楽しむのだ。
日本の渓谷をイメージすると周囲の山はなだらかで、流れもあまりにおだやかだ。
芽吹き始めた木々が美しく、お天気も抜群、でもってワインをちびちび。
多くの民族がここで戦ったらしく、廃墟のような古城が見えたりする。
約1時間でメルクという村に到着。見所は、丘の上にそびえるメルク修道院だ。
修道院というから地味で質素な場所なのだろうと思っていたら大間違いで、
11世紀に建立したのち18世紀に改築して
オーストリアバロックの至宝といわれるほどの華麗な姿に!
大理石の広間、天井のフレスコ画、礼拝堂なんて豪華絢爛金ピカピカ!  
これじゃ煩悩も断ち切れないのでは?心配するぞ、修道僧!
バルコニーから見た村はおもちゃみたいに可愛かったので今日の一枚でパチリ。


ドナウ川ではぜひますを食べてみたかったのだけど、残念ながらなかったので
代わりにカレイのムニエルを試した。うまうま。
義妹はパプリカがたっぷり入ったソースで牛肉を煮込んだグーラシュ。
デザートにはカイザーシュマレンという一口大のパンケーキの山。
アンズジャムをかけて食べたけど、一皿で5人分くらいはありました。パンパン!


日本語ツアーは5月から始まるので、rindenが参加したのは英語&ドイツ語版。
rindenには早口英語もさっぱりだし、もっぱら義妹のドイツ語頼りだった。
ツアーには20人ほどが参加していたが、ガイドのトニーさんはなんでもござれ。
スペイン語とイタリア語の客がいたので、それもついでに喋っていた。
日本人的感覚でいうと、引率もホント適当で、タラタラしていたんだけど、
しぐさも喋り方も歩き方も、典型的なゲイのおじさんだったのが愉快でした。
あー、長かったウィーンももうこれで終わり!