ウィーンの世紀末芸術にふれ

odarinden2005-04-07

市電に乗ってヴェルベデーレ宮殿へ。
ここもかつての宮殿だが、現在は美術館になっていて、
かの有名なクリムトの「接吻」が展示されている。
思っていたよりも大きな作品で、間近に見ると意外にも金ピカしていないのだ。
ほかにもクリムトの風景画(これがナイス)やシーレ、ムンクの作品、
あとウィーンの19世紀ごろの画家の作品が展示されていた。
庭園はいかにもヨーロピアンな意匠です。画像参照。
ウィーンには建築の世紀末芸術も多数残っており、
そのひとつ、オットー・ヴァーグナーのマジョリカハウスを外からチェック。
イタリアのマジョリカタイルを壁面に使った美しい外観のアパートだった。
そこから延びるのはナッシュマルクトという市場で、ここも散策。
rindenたちは逆から歩き出したので、若干場末風で始まった。
トルコやアラブ系の人達がエスニック衣料やスパイス、ドライフルーツを並べている。
そのうち普通の野菜や果物、魚、肉などのお店が並びだし、
アジア系食材店やケバブを食べさせる気軽なレストランも次々に。
途中、樽漬けの漬け物屋さんでピクルスを買って(酸っぱいもの好きなもので)、
かぶりつきながら歩きました。
昼食はアジア料理屋さんでトムヤムクンとお寿司の盛り合わせを食べた。
お寿司はこちらでも一般的で、現地の人で大混雑。なかなかおいしかったです。


おっと、こないだ「エリザベート」を見た劇場前を通ったので、CDを購入!
実は今日のチケットがまだ買えそうだったので、もう一度一人でも観たいと言ったのだけど、
開始時間が遅く、帰宅が11時になるのはさすがに危ないからと義妹に止められ、
(繁華街&地下鉄は治安がイマイチ良くないし、ジャンキーみたいな人が目につく)
泣く泣くあきらめたのでした。ならば、せめてCDだけでも思い出に....。


宿の近くの市庁舎前広場では、今日からシュタイヤマルクフェアが始まっていた。
シュタイヤマルクとはオーストリアの州のひとつで、ワインの産地で有名だとか。
そこから観光プロモーションのために、ホテルやショップ、特産品などが一同に会し
ウィーンに宣伝にやってきているのだ。我らも4時過ぎから参戦する。
もう、すごい人。いや、おっちゃん、おっちゃん、おっちゃん。
ハンスさんの仲良しのワインケラーもブースを出展しており、調子に乗って飲む飲む我ら。
ステージではチロルな生バンドが演奏し、それに合わせて観客も手ぇ上げて踊る踊る。
6時ごろまでうだうだしてしまいました。
それにしても、ウィーンのおっちゃんたちはホント、よく飲んで喋って、元気。
この旅で知ったことのひとつが、またここでも証明されました。ハイ。