ザッハトルテを本場で

odarinden2005-04-05

今日は中休みという感じの日で、午後からのスタートにする。
とはいっても貧乏性のrinden、午前中に一人で散歩。
市電に乗ってオペラ座前で降り、徒歩シュテファン寺院へ。
12世紀から造成が始まった寺院でバロックだかゴシックとかロマネスクとか、
なんかよくわからんけどいろんな様式がみられる。
寺院の塔の高さとしては世界3位の137mだそうで、ウィーンのシンボル。
正直度肝を抜かれるくらいにでかいんである。どっひゃー!
で、よせばいいのに「せっかくやし」と塔に上ってしまった。
ウィーンの市街が一望できる素晴らしい眺め...ではあるが、
一部床や階段、柵はスケスケで、腰抜けに。もう二度とごめん。


昼は義妹が作ってくれた茹でアスパラガスを食べた。
濃厚なオランダソースというのをかける。これが味を引き立ててナイス。
レバーのミンチ団子が入ったレバークヌーデルというスープと
宿で働くバランティーノさんの故郷、セルビアの羊チーズも一緒に。
BGMにはハンスさんがベートーベンの第9をかけてくれた。
余談だがハンスさんはシューベルト(ウィーン生まれ&没)が好きだそうで、
先日「未完成」のフレーズほど美しいメロディはないと言っていた。
帰ってから聴いてみなくちゃね。


昼食済んだら地下鉄に乗ってシェーンブルン宮殿へ。
ここはハプスブルグ家の離宮のひとつ。
市街地にも立派な王宮があるが、ここは夏の間によく利用していたらしい。
中は豪華な調度品や絵画がいーっぱい。
日本語ガイドを耳にあてながら、ひょえー、はー、ほー、の連続だ。
シェーンブルン宮殿一帯は広大な公園という感じ。
敷地の中に森や丘、庭園、温室、動物園が点在しているので、
宮殿だけ見るのはもったいないくらい。
森を散策しているとリスやキツツキに遭遇してプチ興奮!
さらにパンダやコアラがいた動物園は、なにげにオシャレで楽しめた。
その理由はたぶん、動物舎のデザインと色が統一されていたから。
マリア・テレジア・イエローという黄色が上品でよかったのだ。


市街地に戻って直行したのは「デーメル」のカフェだ。
名物はご存じザッハトルテで、ここと「ザッハホテル」が本家争いをしているらしい。
それともかく、ザッハトルテとアインシュペナーというコーヒーで一服。
生クリームもらうと山のように付いてくるが、
これがないと食べられないくらいに甘い! それに、スポンジはパサパサ。
義妹はそれを知っていたので、アンナ・トルテ(画像右)を注文したが、
アンナ・トルテのほうがなめらかでおいしいかった。
アインシュペナーは、いわゆるウインナコーヒーのこと。
もうこれでお腹いっぱい。晩ご飯は要りませんでした。