雷・地獄・ミイラ・修道僧
地震雷火事おやじ。
おやじはもともと台風のことらしいが、
rindenにはこの4つの中にとっても好きなものがある。
そ、れ、は、雷!
ゴロゴロっと聞こえてきたら小さくガッツポーズ。
ピカっと光ったら怖がるフリしてニヤニヤ。
自然がつくり出す音と光のページェント、それも舞台は空だなんて、
なんてロマンティックなんでしょう!
…と叫びたいけれど、人はあまりそうは感じないらしく、
いまだ声を大にして言えないのが辛いところだ。
今日の午後は久しぶりの雷。でもって、また寒く。
出勤途中、電車の中でデジカメの吊り広告を見つけた。
Kissという商品名にちなみ、
4人の子どもがロックバンドのKISSのメイクをしているものだ。
と、それを見て夫が突然
「KISSのドラムってパンダやったな」と言うのである。
乗客が多いのになんて恥ずかしい!
「何ゆーとん、KISSのドラムは猫やんか」
「いやぁ違うって。有名な話やん。パンダやって」
何もご存知ない方には何のこっちゃわからん話だが、
KISSのメンバー4人はそれぞれ異なる歌舞伎風メイクをしている。
そのドラムの人の顔が何か、ということなのだ。
結局車内では大笑いしながら会話が続いただけで、
パンダと猫は平行線のまま、お互い譲らなかった。
帰ってから調べると、各人のメイクのコンセプトはこうだった。
ベースは「こうもり男」、ボーカルは「スター」
ギターは「宇宙人」、そしてドラムは「猫男」
ほーら、やっぱり(笑)。
エンタテインメントの禁じ手って感じがするのと
ギターがさほど魅力的でないという理由から、
rindenはあまりKISSが好きではないのだが、
それでもイヤでも目に付くし、ヒット曲もひと通り知っている。
たいがい「地獄のなんちゃら」って邦題がついてて失笑ものだけど、
ゴッド・オブ・サンダー(雷神)ってな曲も
彼らが仰々しくやるからサマになるのかもしれない。
禁じ手ついでに夫から聞いた話だが、
昔マミーズ(THE MUMMIES)というガレージバンドがあったらしい。
その名のとおり全身を包帯でぐるぐる巻きにした異様な4人組。
けっこうカッコいい音だそうで、聴いてみたいもんです。
あと、フランクフルトに駐留する米陸軍のGI が作ったモンクス(MONKS)。
こちらもその名のごとく修道僧の扮装で、メンバー全員が河童ハゲだという。
アメリカってやっぱりアホ?