そば打ちをして考えたこと
昨年、コープこうべのふるさと施設利用券が2万円分当たったのだが、
そのうちに、そのうちにと言っていると3月末の期限が迫ってしまった。
そこで、何とかできることを探したのがふるさと体験メニューの「そば打ち」。
本日、4人で体験して参りました! 場所は兵庫県八千代町。
すべすべのそば粉(3割は小麦粉を混ぜてある)におろした山芋を水で溶いて加え、
手でパラパラッとほぐしていく。
菊練りをしてまとめたら、麺棒で薄く平たく伸ばして、切る。
手順はこれだけなんです。ただ切るところだけは、
決めた幅で自動的に進んで切れる包丁マシーンの手を借りた。
そして、美味なるそばが打ちあがったのでした。
ゆがき立てをいただき、これまた本当においしかったのだ。
さらに2万円分などそば打ちだけでは使い切れず、
焼酎や特産品の桧製まな板なども喜んで購入。
帰りには近くの温泉に立ち寄り、中国道の渋滞に巻き込まれながらも
充実の行楽の一日を満喫したのでした。
知人にそば打ちを趣味にしている人がおり、以前、食べさせてもらったことがある。
心底「おいしい」と言っているのにさ、
「いや、こんなものではまだまだ」とか「なかなかうまく作れない」とか
ずーっと首をひねっておられる。自分にOKを出せないらしい。
返す言葉が続かずにいると「そばは生きざまです」などと言われ、
もうどうにでもなれと思った覚えがある。
そば打ちは彼にとって、どうも哲学のようであった。
…こだわるのもいいけど、もっと食べることを楽しませてほしかったっす。
NHK時代劇の「蝉しぐれ」の文四郎さん(演じるのは内野聖陽さま)が
ドラマの中でそばをすする場面がある。
それが今のそばとは大きく異なっているのに驚いた。
麺ではなく、おかゆ状のものをポロポロと箸でつまんで口に運んでいたのだ。
食のスタイルは時代とともに変化するものだと知る。
あと、そばはどこか「侘びさび」にも通じる気もしますね。
そこでさっきの「哲学」って言葉も出てくるのでしょうか。
rindenはというと、昔は家でそばを食べることはありませんでした。
実家の父がひどいそばアレルギーだったのです。
食の話題続きで。今日電気たこやき器が当たりました!