そば打ちをして考えたこと

odarinden2005-03-20

昨年、コープこうべのふるさと施設利用券が2万円分当たったのだが、
そのうちに、そのうちにと言っていると3月末の期限が迫ってしまった。
そこで、何とかできることを探したのがふるさと体験メニューの「そば打ち」。
本日、4人で体験して参りました! 場所は兵庫県八千代町。
すべすべのそば粉(3割は小麦粉を混ぜてある)におろした山芋を水で溶いて加え、
手でパラパラッとほぐしていく。
菊練りをしてまとめたら、麺棒で薄く平たく伸ばして、切る。
手順はこれだけなんです。ただ切るところだけは、
決めた幅で自動的に進んで切れる包丁マシーンの手を借りた。
そして、美味なるそばが打ちあがったのでした。
ゆがき立てをいただき、これまた本当においしかったのだ。
さらに2万円分などそば打ちだけでは使い切れず、
焼酎や特産品の桧製まな板なども喜んで購入。
帰りには近くの温泉に立ち寄り、中国道の渋滞に巻き込まれながらも
充実の行楽の一日を満喫したのでした。


知人にそば打ちを趣味にしている人がおり、以前、食べさせてもらったことがある。
心底「おいしい」と言っているのにさ、
「いや、こんなものではまだまだ」とか「なかなかうまく作れない」とか
ずーっと首をひねっておられる。自分にOKを出せないらしい。
返す言葉が続かずにいると「そばは生きざまです」などと言われ、
もうどうにでもなれと思った覚えがある。
そば打ちは彼にとって、どうも哲学のようであった。
…こだわるのもいいけど、もっと食べることを楽しませてほしかったっす。


NHK時代劇の「蝉しぐれ」の文四郎さん(演じるのは内野聖陽さま)が
ドラマの中でそばをすする場面がある。
それが今のそばとは大きく異なっているのに驚いた。
麺ではなく、おかゆ状のものをポロポロと箸でつまんで口に運んでいたのだ。
食のスタイルは時代とともに変化するものだと知る。
あと、そばはどこか「侘びさび」にも通じる気もしますね。
そこでさっきの「哲学」って言葉も出てくるのでしょうか。
rindenはというと、昔は家でそばを食べることはありませんでした。
実家の父がひどいそばアレルギーだったのです。


食の話題続きで。今日電気たこやき器が当たりました!