集めるものがあるのもイイ

odarinden2005-03-10

ゲーセンで取れたといって夫が持って帰ってきたのは
ジジ(魔女の宅急便の黒猫)のマグネット。
マグネットを特に集めてるわけではないが、
他にまとめて貼れる場所がないので、どうしてもキッチンに集合してしまう。
その右はこないだ韓国で買ってきたチマチョゴリちゃん。
次はキラースマイルで悩殺する、エリザベートのトート閣下。
一番右は去年行ったオーストラリアのワーナームービーワールド(温度計付)。
どれにも心が浮き立ち弾けた思い出が詰まっているけれど、
4つまとめて並ぶと、我ながらあまりに節操がなくて面白いナ。
でも間違いなくrinden自身の好みに沿ったものばかりなのである。
次には何を貼るのかしらん、アタシは。


新たな黒猫ワインを買った。決まってドイツのやや甘口の白ワインである。
どの商品もメーカーはもちろん、ラベルのイラストやデザインも違う。
でも、どれにも同じような単語が書いてあるのが不思議で、ちょっと調べてみた。
黒猫ワイン(Schwarze Katz)とは何ぞや?
それは、モーゼル川沿いのツェル村に伝わるこんな伝説に由来する。
モーゼル地方は白ワインの産地として有名な地域だが、
その昔、買い付けにやってきたワイン商が、どの樽を買うかを決めかねていた。
試飲をくり返すうち、どこからか一匹の黒猫がやってきてある樽の上に乗り、
ワイン商たちを激しく威嚇し、この樽を守ろうとしたのだという。
もちろん、ワイン商はこの樽を買った。
このときの樽に使われたブドウ畑から取れたワインが、
以降親しみを込めて黒猫と呼ばれるようになったのだ。
現在ではツェル村周辺の16のブドウ畑にのみ、黒猫商標は許されている。


さっそく今日買ったもののラベルを見てみると、
「ツェラー・シュワルツ・カッツ・プリカッツ Q.b.A.」とある。
ツェル村の指定地域のブドウで作られた、優良ワインであることを示している。
醸造元はグスタフ・アドルフ・シュミット社で
主にリースリングという品種のブドウから作られている。
そうそう、モーゼルのワインはどれもなで肩のビンなんだって。


ワインは普通に好きだけど、何からどう親しんで知識を持ったらいいか分からない。
でも黒猫に限れば楽しそうなので、マイペースで集めてみることにしよう。
だから家で飲むのは白ばっかりになるけど、辛抱してね、夫。