赤いお茶飲んで歌舞伎を観る

odarinden2005-03-04

画像はなんだか唐突ですけど、
最近はあまり話題にならなくなったルイボスティーです。
おいしいから大好き。
カフェインなしで飲みやすいし、赤い色がきれいなのもいい。
南アフリカの高原だけに自生する針葉樹のお茶。
植林できないので、他に世界中探してもないんだって。
以前、健康診断でコレステロール値が高めなことが分かり、
毎日飲み続けて数値を下げた覚えがあります。
ダイヤモンドにウランに人種差別、それでもってこれ。
産み出すものが極端な国だなぁ。


ちょうど今、中村勘三郎の襲名ドキュメントなんか見ている。
歌舞伎の楽しさを教えてもらったのは17年前のこと。
東京へ出張する機会が多かったrindenを
その度に仕事の大先輩が歌舞伎座へ連れて行ってくれた。
「いいものを見なさい」が彼女の口癖で、衣食住すべてに美意識を持っていた。
確かな知性の中に、粋とか洒落を身につけていたし、
若いrindenなど「東京の人は違うなぁ」とイチコロだったのだ。
小難しいものだとばかり思っていた歌舞伎だったが、ストーリーはシンプルで、
舞台から匂い立つような独特の美しさといったらなかった。
衣装の柄とか色の組合わせ、俳優の立ち位置。
セリフも動きもお決まりだけど、それが様式美であることも知った。


画面で見る中村勘三郎は、小柄で頭が大きい。
それに比べて長男の勘太郎は頭が小さくてすらっとしている。
日本の伝統文化で舞台映えするのは、やっぱり前者なのだとしみじみ。