シアターブルックなう!

odarinden2010-06-12

新譜を心待ちにするバンドがあるというのは幸せなことです。
そんな私にとってシアターブルック5年ぶりの新作は、誠に大満足でした。
おういえいっ!


ソロアルバムのときにはヘボいのなんのと言って申し訳なかったね。
今回はタイトルの「インテンション」そのままに、バンドの強い意思表明を表す一枚になっていますねぇ。
ベーシックトラックは4人での一発録りというんですから、パワーの炸裂っぷりが違う。
基本ですけど、ギターがしっかり鳴っているからミックスもいいんだろうなぁ。
タイジ節ともいえるクセのあるメロディーは健在、しかもしっかりポップ。
曲の仕上がりはバラエティ豊かで次に何が始まるのか楽しみになる感じです。


一方で、タイジが自分の半生を振り返っているかのような意味深な歌詞がずらり。
私小説としての楽曲傾向が強くなっているのは、新境地といえるかも。
そして、エマーソン氏のイメチェンぶりにも驚きました。
“あの人は今”に出てくるフィンガー5の晃みたいやわ。