草燃える最終回

odarinden2010-04-29

強い香りを吸着するというお茶葉の性質を利用して、
簡単ジャスミンティーを作ってみました。
ベランダのジャスミンの花を摘んで、中国緑茶に混ぜておいたのです。
市販品のような爽やかな香りではないものの(きっと使用する種類が違うのでしょう)、
素朴な匂いがいかにも自家製っぽくて、そこそこの仕上がりになりました。


さて、本日「草燃える」(@時代劇専門チャンネル)終了。
視聴者が持っていた自宅録画がベースになっているので、
このデジタルなご時世に、「PAL変換か!」と突っ込みを入れたくなるような
モコモコの画質を見るという苦痛が何度かありましたが、それもまたオツなものでしたよ。
今日の最終回はむなしさだけが残る後味の悪さがあったものの、
素直な感想は、とにかく面白かったの一言なのです。


武家政権というのはこうやってできあがったのだな、ということがよくわかりやした。
「あ〜らお姉さまったら」的な現代風?のセリフと、昼メロっぽいお色気シーンが多くて
当初は重みが足りないなぁ、なんて思っていましたが、慣れるとかえってわかりやすい。
人物描写が緻密なので御家人たちのキャラがそれぞれきっちり立っているし
腹の探りあいやらつぶし合い、朝廷と鎌倉の対立関係など、目が離せない展開でした。
前半は源頼朝石坂浩二)、後半はその妻北条政子岩下志麻)が主演ってことになっているけど、
影の主役ともいえるのが政子の弟北条義時松平健)で、こいつがもう最初は好青年だったのが
権力を手にすると涼しい顔してひどいことばっかりするんですわ。
手の付けられない暴れん坊だったのに最後は念仏僧から琵琶法師になる、
幼馴染みの伊藤祐之(滝田栄)を義時と対比してみせたあたりがうまい。
あと、初代の尾上辰之助後鳥羽上皇)が見られたのがかなり嬉しかった。
ここから続いた北条の執権の、最後があの片岡鶴太郎(@太平記)ってことかw。


次回の大河ドラマ放映は6月から「北条時宗」だそうです。
きゃ、また北条。でも楽しみ〜。