黄金のドラマ

odarinden2009-12-05

黄金の日日」(@時代劇専門チャンネル)、ついに最終回を迎えました。
染五郎(現幸四郎)演じる堺の商人助左衛門はとにかく存在感が大きかった。
信長、秀吉、家康の3人と実にうまく絡んでいくストーリーになっていて、
歴史の一大イベントの陰には必ず助左の存在があるという意外性に
南海の島ルソンで繰り広げられる冒険譚が重なりあい、
とても見ごたえがある作品だったと思います。
途中から、助左が恩を受けるだけでちっとも返さないので魅力が減ってきたけれど
それを差し引いても余りあったのが、脇役陣の描き方と俳優たちの演技で、
印象に残ったのは1人や2人ではありません。
なかでもベストは緒形拳の秀吉で、大河史上最高の悪役といわれているのも納得。
人のいい藤吉郎から冷血な天下人へ変貌していく演技はすさまじく、
壮絶な最期はホラー並み(これに限らずR15的なエグイ演出が多かった)、
もしリアルタイムで見ていたらトラウマになっていたと思うほどです。
千利休鶴田浩二は色っぽいしね、治部様の近藤正臣は新鮮な石田三成像でした。
女性はどの役も強く描かれていて、特に助左の思い人である栗原小巻
凛とした美しさに惚れ惚れしましたがな!
セットとかチャチいし、CGないから遠景のお城や船は模型wなんだけど
そんなことはドラマの出来とは関係ないこともよくわかりました。
来週からは気分も新たに、同枠で「太平記」を視聴予定です〜。


先日、息子のニックネーム「わこさま」の名づけ親である友人が訪ねてきてくれました。
おみやげにいただいたこのういろうは、厚かましくもrindenがリクエストしたのですが、
なかなか他では味わえないような、も〜っちもっちの食感とお上品な味わい。
やっぱり京都の和菓子は底力が違います。
すでにすべては私の胃袋の中、ごちそうさま〜。