長い一日

odarinden2008-05-08

期せずして、付き添いとして救急車に乗ることになった。


こりゃダメだと思って救急車を呼んだあと、本人を残して私はマンションの玄関口へ。
管理人さんに声をかけると、
「困った、うちのエレベーターにはストレッチャーが入らへんねん」との返事。
がーん。
そこで救急車には裏口の階段へ回ってもらい、布製の担架で運び出してもらった。
救急隊員さんは3人いて、実に落ち着いて対処をしてくれるのですが、
私といえば、全く体が動かせずにヒーヒーしている彼女を前にアタフタするばかり。
そして、人生初の救急車内。
様子はますます悪くなるのに、励ますことしかできないのだが、
何よりも気になるのが、その走行スピードが実に遅く感じることなのです。
ふだん、町で救急車を見るとすごく飛ばしているように見えるでしょ。
なのにあんな気が焦った状態で乗っていると、病院までの道中のなんて長いこと!
しかも交通量の多い国道43号の赤信号では突っ切らず、止まってしまった…。
でも、今振り返ってみると、それでもあっという間のことだったなと思います。


検査と点滴をしてもらってる間に、入院手続きや必要品の買物を済ませ、
まともな会話ができて快復の兆しが見えたところで家族にバトンタッチ。
画像は、帰宅前にヨットハーバーに面した病室からの撮った1枚です。
感謝をされつつも、私など“おらへんよりマシ”だった程度の働きです。
めまいと吐き気にもがき苦しみながらも知り合いに連絡をとり、
救急搬送先の手筈をつけたあなたこそ、誠に立派でした。