猫の巻き爪騒動

odarinden2008-01-12

わが家の黒猫べっちん、基本何でも嫌がるので当然爪も切らせてくれない。
そのため、爪は年に一度のワクチン打ちのときについでに切ってもらうのだが、
“何の動物が鳴いているか判別できないような”雄叫びを上げていらっしゃる。
もともとの性格もあるとは思うのだが、人見知りも激しくいちいち超ビビる。
そのくせ偉そうに要求したり、人の誘いを無視したり、ゲロゲロに甘えたり。
まぁ、そこがいいっちゃぁいいのですがw、
社会化に失敗した飼い猫のいい例だと、飼い主ながら感心するなw。
どうせあたしが甘いのよ…。


そんなこんなで動物病院へ行くのは彼女にも我らにも大きなストレス。
できればワクチン以外に行くことがないように、と願っていたのですが。
3日ほど前、ふと前足の爪を見ると、1本おかしな具合になっていた。
ご存知のように猫の爪は鋭利な三日月って感じの形をしているのだが、
その爪だけは異様に伸びて幅も太く、肉球に巻き込んでささっているようにも見えた。
痛そうにしている様子はないものの、明らかにこの爪っておかしい!
ここから毒が入ったりしたら大変じゃー。
意を決してべっちんを洗濯ネットに押し込み、ケージに入れて動物病院へ。


獣医さんによると、これは「巻き爪」というもの。
普通なら猫の爪は、伸び切っている状態で古くなった爪の表面が一皮剥けるので、
次に控えていた新たな爪に代わって長さは保たれるはずなのに、
何かの具合で表面が剥けずにそのまま伸び続けてしまったらしい。
別に珍しいことでもなく、ふだんから切ってあげていればいいだけのこと、と。
とはいえこの場は獣医さんにまかせて、膨らんだ爪を切ってもらった。


待合室ではほとんど声も出さず、ビビって気絶したんじゃないかと心配したが、
診察室での絶叫はややマシになっていたように感じた。
少しは慣れてきたか。