伊勢の名物

odarinden2007-10-12

伊勢の名物赤福餅が消費期限を改ざんだって。
赤福餅には確か“伊勢だより”という小さなしおりが入っていて、
伊勢の四季や風土、祭事などの絵が描かれていた。
驚くことにそれはすべて日替わりで入っていたんですよね。
伊勢の店はもちろんのこと、全国どこの駅で赤福を買っても、
買ったその日(=製造日)の日付けがしおりに印刷されていると。
つまり売れ残った商品は日付けが変ってしまうので翌日に出せず(=破棄)、
それだけに格好の鮮度のアピールにもなっていた。
お客様へのおもてなしの心がみえる、ささやかでスマートなサプライズ。
こんなことができる赤福はまことに素晴らしい。
見習いたくてもなかなかできるもんじゃない、さすが老舗。
rindenが洋菓子メーカーにつとめていたとき、上司から聞かされたものだ。
でも実は「どうやってるんだかかなり謎」って話になっていたのだがw。


改ざんは30年前から常習化していたらしく
冷凍してたものを直前に解凍し、包装ごと取り替えてたとかあったみたい。
売れ残ったものも包装し直して出してたんだ。
そうだったのか〜。誰かがチクったんだろうな。
伊勢にはなくてはならない商品だし、あんなに地域と同化してる商品も少ないはず。
それを言うなら北海道の白い恋人もそうだ。
おみやげものなんて、賞味期限は案外長いんだと思うけど、
そこはひとつ、正直に書いておいてもらわんとね。
rindenにはひとつ、疑問が解けたようなニュースではありました。