ロンドンとタイシャブ

odarinden2006-01-16

夫の友人からエアメールが届いた。
旅行中のロンドンから謹賀新年というわけらしい。
ロック好きの彼らしく、
アビーロードやアップルビルの現在の様子がしたためてあった。
さぞや驚くだろうと思っていたら
「あー、こないだ偶然電車の中で会って。話聞いたわ」だって。
めったに会うことなんてないのに、偶然だなんてね。


11年前の今日の夜、何を食べたかはっきり覚えている。
大震災という異次元に連れていかれる前の、最後の晩餐を。
それは、タイシャブ。
あのころ流行っていた辛いタイ風の鍋料理。
三宮にあった専門店で、仲良し3人組の月イチエスニックの集い中だった。
そういえばその前に元町のクイックマッサージに入って、
ちょうどその日はガイドブック1冊分の校正を終えた日だった。
不思議に覚えているものだ。


今朝の神戸新聞の投稿欄に載っていた、83歳の男性の声が印象的だった。
「年末恒例、光のイルミネーション・ルミナリエ
人気の観光イベントとして定着した感があるが、街は大混雑、
正直言って地元の人は早く終わってくれないかと思っている。
大震災の犠牲者への鎮魂として始めたものなら、
1月17日に合わせて開催すべきなのではないか。」
rindenもここ数年は行かなくなった。
あれ、見ると心底から涙が出てくるのだ。いろんなことを思い出して。
クリスマスのためのものでも、恋人たちのものでもないんだから。
実際には難しいんだろうけど、神戸市は日程のこと一度考えてみては。
でないと、本当に風化しそうだから。


タイシャブ…思い出したら食べたくなってきたよw。
うちの近所にタイ料理屋さんあるので、近いうちに行ってみよっと。