ちょろまかし帝王学?

odarinden2005-10-04

「3億円所得隠し 配当金を租税回避地に 西宮の喫茶店
神戸新聞の夕刊で見つけた記事に、複雑な思いを感じている。


記事から拾ってみると、
天然酵母パンの販売や高級喫茶店を経営していた会社(今年一月閉鎖)が
…四年間で約三億円の申告漏れを指摘されていた…
…大阪国税局は大半を仮装、隠ぺいを伴う所得隠しと認定し…約二千五百万円を追徴課税
…会社は英国の債券ファンド会社で資金を運用
…配当金の一部を租税回避地の英領マン島の口座に入金させ…所得を申告していなかった
…配当金約三億円が振り込まれた口座の実質管理者が社長だったため、
…三億円は社長の賞与と認定し、社長個人に対し…約一億円を追徴課税した…。


rindenが大卒後22歳で入社したとき、「彼」は36歳だった。
同族経営の真性おぼっちゃま社長のとんでもなさって、今から思えば結構面白かったのよね。
自分がしたいことしか、しないんだもの。本当に。
おいおい、企業の利益を考えて大きな視野を持てよぉって、よく思ったものだった。
私はたった2年で辞めたけど、「彼」もしばらくして同族から放り出され
それでも別の会社を作ってもらって、そこに同じように浮き世離れした女性を招き、
高級住宅街に天使の御殿とでもいうべき神がかりなベーカリーショップを建て
1個300円のあんぱんを販売するような、こだわり偏重な経営をしていた。のだ。


放り出された時点で、ちょっとは庶民感覚が身に付いたかなと思っていたが、
そんなことは微塵もなかったのね。
昨年、ある豪邸番組で「彼」がその女性と住む家と
彼らによる白亜の殿堂のような「自然派」ショップが紹介されていて
それを見て、あまりに変わらない「彼」の姿に懐かしさを覚えたものの、
「こんな店、行きたくないよなぁ」と夫と口を揃えたことを思い出す。
残念ながら、すでに閉店しているのだが。


外出ついでに今日のランチは神戸のビランチャで。
んもう、ケータイの画像が悪くて!
そごうの6階にあって、オープンな雰囲気で入りやすい人気店です。
クセがなくて食べやすいからかな。70代とおぼしきおばあちゃまもおひとりでパスタを!