幸運とは何だったのか
知人の霊能力者「仏飛美あっちゃん」と最後に会ったのは去年の春だったと思う。
会社の名前を付けてもらった間柄なので、ときどき仕事の相談っぽいことを話に行く。
そのとき、いつものハイテンションでこんなことを言われていたのだ。
「今ちょうどね、かつてないほどの大幸運期が来てるんよぉ」
彼女の情報は非常にその…一般的にいえば個性的…なので、
どう解釈していいかわからないことがよくある。
なにかとてつもない幸せなことが起こるのか。
「それは誰かに限定されたもの?」
「違う、地球的に。必要としている人みんなに」
この星は、テロや核や異常気象でどうしようもなさそうなんですけど…。
「ホンマぁ?」
「でもね、それも期限があるねん。2005年の7月いっぱいまで」
「私たちの仕事にも、何か劇的な変化が起こるやろか」
「この波に乗ってガツーんといかんと!」
そして7月は終わってしまった。
果たしてどの程度に幸運だったかを、今日相棒と振り返っていたのだ。
仕事では、劇的なできごとはなにもなかった。
キーパーソンに出会ったり、画期的に売上があがったりなんてこともなく、
趣味だか仕事だか生活だかわからないようなことを、続けていただけだ。
ただ、rindenの夫は広い店舗への移転、相棒のご主人は条件のいい転職があって、
ま、家族的にはよかったと言ってもいいかなと納得していたのでした。
しかーし、何よりrindenは内野聖陽という凄い役者さんと
バックホーンという魂揺さぶられるバンドに出会ったではないの。
それを大幸運と言わずして何と言うのだっ!
BGMはレディオヘッド『OK COMPUTER』。
コールドプレイのCDをハードオフのジャンクコーナーで見つけて
100円で買って帰って、開けたら中身はコレでした。
曇り空の下でしかめっ面してずーっと踊っていたいような、
そしたらさらに気が滅入ってくるような、ブリティッシュロック。
それでも、この重い心地よさは何なんでしょう。
画像は楽天イーグルス観戦に遠征したシスターズからいただいた
仙台みやげのずんだ羊かん!
rindenがずんだが大好きな理由は、単純においしいことと
憧れの宇野千代がエッセイで書いていたからです。
枝豆の風味満載だよん。