日曜にちなんだ思い出
午前中、お墓参りに行った。
このブログを読み返してみても、そんなことは一度も書いていない。
ということは、今年になってから初めて行ったのだ…。
ごめんね、不精で。もう春になったよ。
昨晩見たモナ・リザの秘密のテレビ番組がすこぶる面白く、
久しぶりに知的好奇心が大変満たされた。
ダヴィンチが「本当に依頼されて描いたモナ・リザ」は別のところにあり、
一般的に知られているルーブル美術館のモナ・リザは、
ダヴィンチがマグダラのマリアを暗号的に表したものだという推理だった。
キリスト教的には表立って言えないことを、あの絵の中に隠しているのだそうだ。
それを、かなりの核心に迫った裏付けによって解きすすめていく。
眉ツバで見始めたものの、最後には疑いようがないほどの説得力があった。
rindenは小学生のころ子ども向けの教会学校に通っていた。
牧師さんが近所の会館に「布教」に来られたとき軽い気持ちで参加し、
なんだか楽しかったのだと思う。
牧師さん家族をはじめとするスタッフも親しみの持てるいい人たちで、
親もとくに反対しなかった。
弟や近所の友だちと一緒に、日曜にルーテル教会へ行くと、
そこでは歌ったり(賛美歌ですね)、10円玉を袋に入れたり(献金ですね)、
標語みたいなのを言ったり(主の祈りですね)、
聖書の一節を描いたきれいなカードをくれたりする。
イベントもいろいろあって、春秋は遠足、夏はキャンプ、
そしてクリスマスにはお芝居したりプレゼント交換したり。
宗教や信仰の何たるかなど子どもには全く関係なく、週に一度のお楽しみだった。
仏像を見ると落ち着き、輪廻転生を信じている今となっては、
キリスト教には異文化の芸術的魅力しか感じないが、
賛美歌や主の祈り、弟子の名前なんかは今でもよく覚えている。
rindenはダヴィンチの「洗礼者ヨハネ」という絵画が大好きだ。
昨晩の番組内でもちょこっと映っていたが、
闇の中に浮かび上がるヨハネが、神秘的な微笑を浮かべながら
右手の人さし指で天を指している絵だ。
モナ・リザ同様、見ていてドキっとさせられる。
セクシーさがここに極まったみたいな姿は、人間じゃないみたいなんだもの。
そんなことを夫に言うと
「おう、この人ロバート・プラントみたいやな」とひとこと。
それは言えてるかも!