布袋像が好きな理由

odarinden2005-02-17

画像はうちの縁起もん2つ。
どちらも高さは10センチちょっと、値段も1000円もしないチープなものだ。
黄色い猫は陶器製の貯金箱で、ピカピカの玉を手に持って
こぼれるような笑みを浮かべている。
夫が店のお客さんにもらったものだ。
当初は幼稚で安っぽいなぁと思ったが、
あまりに幸せそうなのですぐにお気に入りになった。
足下には大豆大のニコニコチビ猫3匹! これもいただきもの。


右は木彫りの布袋さん。
ソウルの仁川洞(インサドン)という骨董街で買った。
布袋さんにはrindenの身に染み付いた思いがある。
母の実家が須磨にあり、子どものころ夏休みによく遊びに行っていた。
散歩に出かけると5分くらいのところに豪邸があり、
その門の横には見上げるほどに大きな石の布袋像が立っていたのだ。
ふくよかなお腹に満面の笑顔、サンタさんみたいな袋を担いで。
私はその布袋像が大好だった。それは幸せそのものに見えたから。
いつもそこにはおじいちゃん、おばあちゃん、弟がいた。
ギラギラと照り返す太陽を浴びながら、スローテンポで進む
忘れられない夏のひとコマだ。
数年後、豪邸が取り壊されてからその行方を案じていたが、
水族館近くの焼き鳥屋さん前に移動したと聞いて一安心した。
偶然にも女性誌の取材でその店を訪れ、感動の再会をした覚えがある。
今でもあるかどうかは知らないが、まだあそこにいるのかな。
行くとこなかったら欲しいんだけどな。


ナルミチャイナのブランチセットという食器が当たった。
厚手の19cmプレートと280ccスープカップのペアセットは、
丈夫そうでぼってりと持ち重りがする。ええもんや。
おーハッピィ!