北条時宗最終回

odarinden2010-08-06

北条時宗」@時代劇専門チャンネル、本日最終回でした。
話のメインは蒙古襲来、そこに兄弟の苦悩と絆をからめた良作だったと思います。
主役の時宗はだいたい鎌倉の屋敷にいて「モーコ、モーコ」と言ってたのが印象的、
演じる和泉元弥は表情が乏しかったけど、姿勢も声もよくてなかなかサマになってました。
時宗が動かないぶん、兄の時輔は日本と大陸を行き来する自由人に。
でも、水軍の娘である桐子ともども終盤はイマイチ存在が無理やりっぽくなっていたのが残念。
(そもそも時輔役の渡部篤郎のため息のような語尾が何言ってるのかよくわからないことが多かったし。)


それでも脇にはいい役者が揃っていて、なかでも最大の功績は北村一輝の起用でしょう。
忠実な家来、平頼綱が持つ底知れない闇の部分を毒と華を持って強烈に演じたのは素晴らしいっ!
適材適所(役?)という言葉がピッタリで、これを見ちゃうと「天地人」は何やったんやと思います。
そのほかにも重臣池畑慎之介(ピーター)、父の渡辺謙、頼綱の悪妻寺島しのぶ
得宗家転覆に命をかける原田美枝子や蒙古の皇帝クビライもよかった。
なにより、大陸を思わせるゆったりしたオープニングテーマ曲が大好きでした。


大河再放送、9月はお休みになりそう。
三作続けて鎌倉時代だったので、次は違う時代を見てみたい。
「ととと」を放送しないかなぁ。